・R18G
・飲月生きてるif
・景元、丹恒、応星、周りがみんな丹楓の被害者
・とにかく刃ちゃんが可哀想
・男体妊娠やら出産描写
・ちょっと流血や嘔吐あり
・精神的グロテクス(と、思う)
【最重要】※考察ではなく、自分が萌えるものを好き勝手に書いている※
幻朧との戦いから数日。
神策府にて極度の消耗から回復した景元が、仙舟の危機を救ってくれた列車の面々への謝辞を述べていれば、穹のスマートフォンがけたたましく鳴り響く。
「ごめん!」
穹が慌ててスマートフォンを取り出し、音を消そうとすれば表情を曇らせ、景元、並びになのか、丹恒等を見回した。
「どうした?」
飲月君の姿から、皆が見慣れた短髪の少年の姿に戻った丹恒が穹のスマホ画面を見て目を見開いた様子から、ただならぬ自体を察知した景元が訪ねる。
「カフカ」
ほぼ唇を動かすだけの聞こえるか聞こえないかの囁き声で穹が伝えれば、彼女の名前が出るだけで空気がひりついた。
「なんと?」
景元が促せば、穹はスマートフォンの画面を皆に見せ、どういう意味だろう。と、頭を悩ませる。
画面には、
『ねぇ』
『ねぇ』
『ねぇ』
『ねぇねぇ』
『ねぇ。鱗淵境に来ない?』
『来ても来なくてもいいけれど、来たら感動的なシーンが見れるわよ』
『来るなら黒髪の子は絶対に連れてきてね』
『でないと意味が無いの』
『解った?』
どうあっても気づかせたい。
邪魔したい。理由は面白いから。
そんな意図が透けて見えるような文字の羅列。
「ふむ……、罠……か?」
「解らない」
訝しみながら景元が呻れば、穹も首を傾げる。
「黒髪は……、俺の事だよな?」
「うちらの中で黒髪って丹恒だけだもんね?」
丹恒となのかが目を合わせ、カフカに指定された理由を考えるが、背筋が薄ら寒くなるばかりで回答は見つからない。
「行く?」
メッセージには『どちらでも良い』とは書いてある。
穹達が行っても行かなくても、未来の脚本には何ら影響しないのだろう。
「私が一人で行くよ」
「いや、それは……」
どんな罠か知れたものではない場所に若人を行かせられない。
一度は死兵を覚悟した身、後進も育っている。カフカが居るのであれば、その傍らには刃も控えており、景元こそ行かない理由がなかった。
しかし、丹恒が首を横に振る。
「やっと回復したんだろう?俺が指定されてるんだから俺が行けばいい」
「危ないよー!」
向こう見ずな決断をする二人に対し、なのかが叫べば、神策府の警護の兵士、離れていた場所に立っていた青鏃が顔を険しくして振り返る。
「すまない、何でも無いから戻ってくれ」
景元が微笑みながら、手を薙げば頭を下げて各々が自らの持ち場に戻り、周囲が元通りに静まり返る。
「ごめん……」
「心配してくれたのだろう?素直な所がなのか嬢のいい所だ。気にしないでくれ」
なのかの汗を掻き、両手で口を塞いでの謝罪に景元は朗らかに返し、さて。と、話を戻す。
「私は鱗淵境に行くが、君達はどうする?」
「ハンターに従うのは癪だが、何があるか解ったものじゃない。俺は行く」
景元と丹恒が意志を固め、なのかは渋々と言った様相で、じゃあうちも行く。と、肩を落としながら賛同し、穹は言葉にするまでもなく行くつもりだったようで、頷いたのみだ。
□☽■ー○ー□★■
鱗淵境の入り口。
カフカは平たい珊瑚に腰掛け、優雅に刀の手入れをしながら穹達を待っており、姿を視認すれば妖しい微笑みを浮かべ、喜んでいるようだった。
「あら、将軍様まで来ちゃったのね?ま、いいわ」
貴方達が来るかどうかは五分五分だったけれど。カフカは嘯きながら鞘に刀を収めると、率先して歩き出し、珊瑚の陰に座っていたのだろう刃も立ち上がって追従する。
「お……」
「将軍様、あんまりうちの子を刺激しないで下さらない?酷い状態なのを落ち着かせるのに苦労したんだから、あぁ、勿論、刀は抜かないで?」
景元が刃へ手を伸ばそうとすれば、すかさずカフカが牽制し、二人の間に熾烈な火花が散る。
「カフカ、君は何をしようとしている?」
「ついてくれば解るわよ」
今直ぐにでも、カフカの首を陣刀で裂きたい心を押さえつけながら景元は目的を尋ねるが、敢えなくいなされ鼻白む。素直に目的を吐くとは考えていなかったにしろ、気持ちに余裕のない状態でのカフカの飄々とした態度は無性に神経を逆撫でするもので、景元は歯を食いしばる。
「刃ちゃん、ちゃんと私の後をついてくるのよ?」
「あぁ……」
刃は抑揚のない声、静か過ぎて不気味なほどの表情のなさで返事をし、ただただ命令に従っている。
鱗淵境の半ばまで歩き、
「ねぇ、目的、聞きたい?」
カフカがこの上なく美しい微笑みを浮かべながら、景元、穹、なのか、丹恒をそれぞれ順番に見詰めて尋ねた。
「なによ、言いたいならさっさと言えばいいじゃない⁉景元だってさっき訊いてたのに!」
彼女の気まぐれさ、面倒な言い回しに、なのかが痺れを切らし、丹恒の後ろに隠れながらだが非難する。勇敢なのか臆病なのか解らないなのかに、ふふ。と、カフカは嗤い、鱗淵境の最奥を指差すと、
「大型ルーキーの勧誘よ。ただ、刃ちゃんと凄く相性が悪くて、ショック療法も兼ねて会わせて来いって言われたの。私の負担が減るらしいけど、どこまで役に立ってくれるのかしらね?役立たずだったら腹立たしいわ」
言葉とは裏腹に、踊るような足取りで進み、手は音楽を仕切る指揮者の如く流れるように動かしながら、カフカは鼻歌をくちずさむ。
「この鱗淵境に……?」
丹恒が呻くように呟く。
星核ハンターに加わるとすれば、特殊な技能、能力、強力な武力を有する者で間違いない。
鱗淵境は持明族の聖地であり、勧誘対象は考えるまでもない。しかし、白露は丹鼎司で保護されており、鱗淵境には卵しかないはずで、特筆するような人物が居るとは考えられなかったが、それでも、丹恒は嫌な胸騒ぎが収まらなかった。
「あぁ、見えてきた」
カフカの足取りは軽く、微笑みは更に美しく輝き、期待に胸を膨らませているのだと否応なしに見て取れる。
示された先は、真っ赤な血溜まり。
年老いた持明族の死体が幾つも転がり、光り輝く蓮の花に座りながら大欠伸をする龍が一匹、そこに居た。
「た……、ん、ふう……」
名を呼ばれ、龍が呼んだ声の主を視認すると、うっそりと笑みを浮かべ、
「久しいな、応星」
と、刃を呼んだ。
刃は石榴色の瞳を殺気と憎悪で染め、剣を抜いて飲月君とそっくりの姿をした、否、丹恒が変化した姿よりも幾らか歳経た見目の龍へ斬りかかった。
「はは、元気そうで何よりだ」
しかし、龍は座ったままで剣を掴んで笑い、次の瞬間、掴まれた刀身に光が走ったかと思えば、刃の体に凄まじい電流が駆け巡り、周囲に焦げた臭いをさせながら剣を落として倒れ伏した。
「すまんすまん、痛かったな。直ぐ治してやろう」
「たん……、ふぅ……」
龍は刃を膝に乗せ、黒く長い髪を手で梳きながら撫でようとしたが、魔陰の肉体は刃の損傷を瞬く間に修復し、愛憎の念をどこまでも増幅させていく。
首を絞められながらも龍は笑みを崩さない。
猛獣のような唸りを上げる刃を頭を鷲掴んだまま、押さえつけていれば徐々に大人しくなり、重力に従って首を掴んでいた手が落ちると、うむ。と、一つ頷いて刃の頭を撫でた。
「元龍尊様の癒やしの力って凄いのねぇ……?あの状態になった刃ちゃんを落ち着かせるなんて」
持明族、龍尊の力を詳しくは聞いていなかったのか、強制的に意識を落とされた刃を見て、カフカが驚きながら二人に近寄れば、水柱が彼女の前に立ち塞がり歩みを阻む。
「女、応星を吾の元へ連れてきた行動は褒めて遣わすが、馴れ馴れしいのはいただけぬな?」
「うふふ、私を怖がらないのね?面白い人」
「はは、女、貴様は畏怖を知らんと見えるな」
一定の距離を保ちながら、笑い合う龍と魔女。
異様な雰囲気に呑まれ、穹と丹恒、なのか等は声も出せずに居たが、唯一、景元が昂ぶりそうになる感情を抑えながら一歩進み出る。
「丹楓……」
「誰かと思えば、小童か……」
「懐かしいね、その呼ばれ方……、君が刑に諾々と従うなんて、らしくないとは考えていたけれど、よもや記憶も、能力もそのままに転生を企んでいたなんて、流石に思いつかなかったよ……」
景元が強ばった顔で陣刀を構えながら、龍こと丹楓への距離を縮めるが、彼に臆するような気配は微塵もなく、ただ久しい友との会話を楽しむような調子で薄笑いを浮かべるばかり。
「はは、相応の苦労はしたがな。細工は流流、仕掛けは上々、仕上げを御覧じろ。吾は吾のまま黄泉還ったぞ」
「その執念には感嘆するよ……、で、再び獄につく気持ちはあるかい?」
「ほう、どんな罪で?仙舟の刑罰に、死した人物を裁く法はなかったと記憶しておるが?吾が眠っている間に変わったか?」
「少なくとも、今、君は生きているし、持明族殺害の罪はありそうだ」
景元が地に転がる死体を視線で一瞬だけなぞり、丹楓へ戻すと、彼は呵々大笑する。
「良く見ろ小童。此奴等も死人ぞ?死者が死者を滅したとて裁く法があるか?」
景元の小さな失態が面白くて仕方が無いのか、丹楓は牙を見せながら嗤い続けていた。
繁殖をせず、転生を繰り返す持明族の完全なる死は永遠の損失として大きく取り上げられる。転がる死体の一つ一つを再度確認すれば、丹楓が起こした内乱で死亡者として並んでいた顔と合致する者が複数存在し、景元は生唾を呑み込んだ。
「卵に戻った吾の世話係としてな、内々に生かされておったのよ。まぁ、吾に黙って下らん事をした上に、龍尊の使命がどう、持明族の復権が云々とどうでも良い事で喧しかった故、殺した……が……?」
丹楓の視線が、景元を通り越して後ろの人間達に注がれ言葉が淀む。
「女」
「なぁに?」
「『アレ』も貴様が連れてきたのか?」
「えぇ、感動的な再会シーンが見たくって」
「はっ、ははは、面白い女だな。気に入った」
「元龍尊様に気に入っていただけるなんて、嬉しいわ」
表面上の喜色を浮かべてカフカは嘲け、気に入ったとは言いながらもさして興味も無いようで、丹楓はカフカを一瞥もせず、嘲弄ではなく上機嫌に声を上げて笑い、膝の上でぐったりと伏していた刃を頬を撫で、
「我らの仔の成長をこの目で見られるとは思わなんだな。中々感慨深い」
と、漏らした瞬間、丹恒が地に膝をつき、胃の中身を吐き散らす。
丹楓がこうして存在するのならば、己はなんなのか。
幾通りも考えを巡らせながらも、培養槽に浮かぶ星槎のような意図的に作り上げられた存在か、繁殖しないとされるはずの持明族が、丹楓が仔を成した。としか結論が出ず、じわりじわりと追い詰められていた所に事実をまざまざとつきつけられ、精神への負担が限界に達した。
産まれた瞬間から咎人として蔑まれ、常に『自分は何者なのか』を問い続けてきた丹恒にとって、最悪の答えだったが故に。
「ふむ、応星にはあまり似ておらんな」
呼吸を乱して苦しむ丹恒に寄り添い、労る穹やなのかと違い、伴侶に似ていない仔を残念がる始末の丹楓を景元は睨み据え、陣刀を向ける。
「我らの子、とは……」
景元が丹楓を気にしながらも、背後を顧みる。
顔は、良く似ている。それこそ後身としても違和感がないほどで、完全ではないながらも龍の能力も持ち得ていた。持明族の生態を知る者であれば、幼子姿の丹恒を丹楓が脱鱗を遂げた姿としても、誰一人として疑いはしなかっただろう。
「衰えたとは言え、龍祖の力は健在だ。他者を癒やす力もその改変に過ぎん。それで応星の胎を作り変えて産ませた。それだけだ」
『だけ』と、事もなげに言い放ち、丹楓は刃を抱き締める。
「子供を刑の身代わりに差し出したのか?」
重ねて、そのために刃―応星―を利用したのかと問い質せば、
「吾は刑の執行前にちゃんと逃がすつもりで手配しておった。そこまで非人情ではない。断りもなく差し出しよったのは此奴等よ」
地に転がる肉塊を不快そうに見下し、穢らわしいものを見たとばかりに水を呼んで渦巻かせ、古海の底へと落として捨ててしまう。
だが、景元は、
我が子が苦しんでいても応星しか見ておらず、駆け寄りもしない男が良くも。
と、表情を歪ませた。
丹楓自身、不名誉な嫌疑に不満は漏らせど、男性として生きていた人間の胎を弄った挙げ句、仔を産ませた事実に関しては何一つ悪びれていない。恋や愛とはこうも人を狂わせるものなのか。それとも、持明族と言う、人に近けれど遠い存在故の感性か。
「罪を数えるのは後だ」
「外道が……!」
素早い影が動き、景元が動くと等しく丹恒が叫びながら撃雲を振り翳し、丹楓に襲いかかる。が、丹恒はカフカの蜘蛛の糸に捕らわれ、景元の切っ先は届いたものの、丹楓の後方への跳躍が僅かに早く、額の角をかすって飛ばしただけで終わり、反撃に巨大な水龍によって腹を貫かれ吹き飛ばされる。
「女、友との戯れと、仔の反抗期を愉しむ邪魔をするな」
「ごめんなさい。見てるだけなのに飽きちゃって……、丹楓、うちの舟にいらっしゃい。貴方は応星と一緒に居れれば他はどうでもいいんでしょう?」
「しかり。此奴を魔陰に堕としたのも、吾が復活を果たすまでに死なれては意味が無くなる故にな」
「交渉が楽で良いわ。いらっしゃいな」
丹楓が脇に抱えていた刃を肩に抱え直し、糸に縛り付けられたまま鬼神の如き形相で睨む丹恒と、血を吐きながらも立ち上がろうとする景元を見やると、
「仔に、小童、息災でな」
己が攻撃で傷つけておきながら、丹楓は景元の頭を撫でて死なない程度に傷を癒やし、怯えているなのかと、彼女を背に庇う穹を一瞥するのみでカフカと共に鱗淵境を去る。
「丹恒……、操られては、いないな?」
「あぁ……」
カフカの束縛が解かれ、激しく息を吐く丹恒と、最低限の回復はなされたとは言え、血を流しすぎた景元。
「全く、ここの所、無様を晒すばかりだな……、歳か……」
景元が咳き込んで腔内と胃に溜まった血を吐き捨てて掌で口元を拭う。
また仙舟に問題が増えてしまった事実と、自身の存在意義が根底から揺らいでしまった丹恒があまりにも哀れで、血のついていない手で地面に蹲ってしまった彼の黒い髪を、幼子を撫でるようにして掻き混ぜた。
丹楓の事だ。
子に関して、応星の許可などはとっていまいと容易く想像がついた。
短命種と龍の血族。好き合ったのは良しとしても、知らぬ間に孕む体に作り変えられて子を産む羽目になり、死なれては困るからと魔陰に堕とされ、艱難辛苦の生を与えられたなど、ただただ不憫でしかない。
応星が長命種であれば、永く共に在れれば丹楓もここまで狂わなかったのか。応星と自身を繋ぐ存在を無理に欲さなかったのか。
「詮ない……」
全て、起こった後で考えても無為な時間である。
「丹恒、出来る助力はする。可笑しな事は考えるな」
心配する景元に返ってきたのは嘔吐きながらの嗚咽の声で、穹やなのかが半泣きで必死に背中を摩っている。
友から庇護せねばならぬ甥のように感じてしまった景元は、少しでも長く生きなければ。と、決意しながら少年の頭を撫で続けた。
□■ーーーー■□
「この子は銀狼、彼はサム」
「ふむ、少数精鋭と言った所か」
機械の体を持った堅物の男と、機械を身につけた小生意気そうな少女。
ハンターの仲間をカフカに紹介された丹楓は、直ぐに二人がただ者ではない事を察し、素直に認める。
「応星は、一応ここでは刃と名乗ってるから、あまり呼ばないで上げて?消耗しちゃうから」
「相分かった」
魔陰の身の厄介さは丹楓とて良く知っている。
暴走しないならその方が良いとも。
「ねぇ、なんで、刃はこいつに抱えられてんの?」
「私じゃ刃ちゃんを運べないもの」
「じゃあ、もう舟なんだからソファーとかに降ろせばいいじゃん……」
銀狼は威嚇したように唇を尖らせて見上げ、刃を気絶させたであろう丹楓に対して気に入らない感情を持ったようだった。
「此奴は昔から吾の伴侶だ。側に居る権利がある」
「先代飲月君。でしたか?男性のパートナーが居たという記述は見た事がありませんでした」
「一々残さぬよ。本来は伴侶が不要な種族だからな」
銀狼を躱し、サムに簡易的な情報を渡し、カフカから許可を貰って刃の寝室へと赴き、そっと寝かせてやる。
「少しやり過ぎたか」
魔陰の種を押さえ込みすぎて、意識が深く入り込みすぎてしまったようで、刃は中々目を覚まさない。放っておけば、いずれ瞼を開きはするだろうが、静かに目を閉じている姿には、少々不快な心地がした。
刃の衣服を緩め、頬を撫で、指で体をなぞりながら、丹楓は腹に手を当てる。
「薄らだが残っておるな」
仔を取り出した時の開腹痕。
羊水と胎脂に塗れながら大きな声で泣く我が仔に得も言われぬ感情が湧いたあの日。
仲間からは、情緒に欠けていると良く言われたものだが、愛しい存在の腹で育った仔への情は相応にあるつもりだった。故に、自身の存在を隠遁するために利用した龍師達は真っ先に殺した。
そんなもので贖いになるはずもないが。
刃の血の気のない唇に自身のものを合わせ、数百年ぶりの逢瀬を味わう。
「時間は存分にある。もう俺はお前を離さん」
理解はしている。
途方もない苦しみを与えていると。
理解して尚、我欲は抑えられず丹楓は行動を起こした。
後悔は、皆無である。